@coffey39 が 2020年8月19日 に更新
クレジットカード現金化運営で指標にしてた数値①
現金化業者に限らず、世の中の営利企業は各社それぞれに目標とする指標を持ってると思います。
一般的に売上高であったり、売上高利益率を指標としてる会社が多いと思います。
一般の企業にサラリーマンとして勤めてる方は会社の売上高を聞かされる事が多いと思います。
ではクレジットカード現金化業者はどな指標を持ってるのでしょうか?
私が付き合いのある現金化業者様と話をした際はやはり一般企業と同じように売上高・利益率を重視してる会社が多かったです。
ですが私は常に別の指標を注視していました。
クレジットカード現金化業者への決済代行会社からの入金サイクルに記載した通り、クレジットカード現金化という事業は薄利な商売です。
売上が上がるとどうしても利益率に目がいき、利益率を改善しようとする。
これが良くないと思っています。
利益率を改善する=お客様への還元率を絞る事に直結します。
お客様は還元率が下がると他の業者へ流れたり、そもそも現金化サービスの利用を見合わせます。
利益率を改善しようとするとせっかく伸びた売上が減少するような行為に走ることになるのです。
では私はどんな指標を見ていたか?
もちろん売上高や利益率もみますが、最重要視していたのは2つの指標になります。
今回はその内の一つである下記指標の説明をさせて頂きます。
【LTV(ライフ・タイム・バリュー)】
これは、一人のお客様が自社のサービスの利用をやめるまでにどれだけの利益を出して頂けたかを数値化したものです。
例えば、下記の2パターンの取引が発生したとします。
- お客様A 10万円を御利用。お客様に6万円還元。1万円の諸費用。3万円の利益
- お客様B 10万円を御利用。お客様に8万円を還元。1万円の諸費用。1万円の利益
*但し、半年間毎月同条件・同額で利用して頂き、合計で60万円の御利用。
この場合、お客様Bはお客様Aと比較すると売上高利益率で1/3の10%しかなく、会社の立場で見ると営業利益率的には悪い取引と言えます。
ですが、お客様Aは良い取引とは考えず、1回限りの取引でリピート利用はありませんでした。
一方、お客様Bは良い取引と考え、半年間の間に6回利用頂き、合計で会社に6万円の利益をもたらせてくれました。
LTVで考えるとお客様A=3万円、お客様B=6万円で取引の優劣が逆転します。
新規の獲得コストが高いクレジット現金化業界だからこそ営業利益率ではなく、リピーターを重要視するLTVを重要視すべきです。